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退院サマリーとは

退院サマリーとは、入院患者の病歴や検査所見、入院中の医療内容などをまとめた記録です。退院後の外来診療や診療内容の検証に重要な資料として活用されます。
退院サマリーには、次のような情報が記載されます。(HL7 CDA方式)
- 基本情報<必須記載項目>
- 退院時診断(主たる疾患および既存症)<必須記載項目>
- アレルギー・不適応反応<必須記載項目>
- デバイス情報(装着がなされている場合)
- 主訴または入院理由<必須記載項目>
- 入院までの経過(現病歴・既往症・入院時現症等)<必須記載項目>
- 入院経過<必須記載項目>
- 手術・処置情報(手術手技が行われた場合)
- 退院時状況(身体状況・活動度・認知度等)<必須記載項目>
- 退院時使用薬剤情報<必須記載項目>
- 退院時方針<必須記載項目>
退院サマリーは、病院機能評価機構によると、退院後の外来診察までの平均的な日数である「退院後2週間以内」に作成することが望ましいとされています。