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クリニカルパスとは?目的・内容・活用方法をわかりやすく解説

医療現場では、入院から退院までの治療やケアを分かりやすく整理し、患者さんと医療スタッフが同じ情報を共有することが重要です。
そのために活用されているのが クリニカルパス です。
クリニカルパスは、診療・検査・看護・リハビリなどの流れを時系列でまとめた医療計画表で、医療の質や安全性を高める役割を担っています。
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クリニカルパスとは
クリニカルパス(Clinical Pathway)とは、
入院から退院までの診療・検査・看護・リハビリなどを時系列で整理した医療計画表です。
疾患や治療内容ごとに、
「いつ・何を・どのように行うか」をあらかじめ標準化し、
患者さんと医療スタッフが治療の流れを共有することを目的としています。
医療の質と安全性を高めるための仕組みとして、
多くの医療機関で導入・活用されています。
正式名称
クリニカルパスの正式名称は
「Clinical Pathway(臨床経路)」 または
「Clinical Path(クリニカル・パス)」 と呼ばれます。
日本では「クリニカルパス」または「診療計画書」として広く定着しており、
急性期医療から回復期医療まで幅広く利用されています。
クリニカルパスが使われる目的
クリニカルパスは、単なるスケジュール表ではなく、
医療を標準化し、チーム医療を円滑に進めるための共通ツールです。
主な目的
-
診療プロセスの標準化
-
医療の質・安全性の向上
-
患者さんへの分かりやすい説明
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医療スタッフ間の情報共有
-
業務効率化と在院日数の適正化
これにより、
患者さん・医療者の双方にとって、
安心で無駄のない医療提供が可能になります。
クリニカルパスの構成と特徴
クリニカルパスは、日付や入院日数を軸に構成されます。
主な記載項目
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検査・処置
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手術・治療内容
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投薬
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看護・ケア
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リハビリ
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食事
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退院指導・退院予定
特徴
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疾患・治療別に作成
-
多職種共通で使用
-
患者さんにも提示可能
-
状況に応じて柔軟に修正
標準モデルをベースにしつつ、
患者さん一人ひとりの状態に応じた対応が行われます。
クリニカルパスが使われる主な場面
1. 入院診療の計画管理
入院時にクリニカルパスを用いることで、
治療全体の流れを事前に把握できます。
患者さんの不安軽減にもつながり、
インフォームド・コンセントの質向上にも寄与します。
2. チーム医療の連携
医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフなど、
複数職種が同じ計画を共有することで、
診療の抜けや重複を防ぎます。
結果として、
医療安全の向上と業務効率化が実現します。
3. DPC・病院運営
急性期病院では、
クリニカルパスの活用が在院日数管理や病床運用に影響します。
適切なパス運用は、
医療の質と病院経営の両立に不可欠です。
クリニカルパス運用で重要なポイント
クリニカルパスを有効に活用するためには、
以下の点が重要です。
-
最新の医療知見に基づいた作成・見直し
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実際の診療内容との整合性
-
バリアンス(逸脱)の適切な分析
-
医師・看護師・事務部門の連携
-
診療情報の正確な記録
特に、診療情報管理士や医療DX担当者の関与が重要になります。
クリニカルパスに関わる職種
クリニカルパスは、以下の職種が日常的に関与します。
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医師
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看護師
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薬剤師
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理学療法士・作業療法士
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管理栄養士
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診療情報管理士
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医療事務
-
医療情報システム担当者
医療DXが進む中で、
クリニカルパスをデータとして活用できる人材の重要性は高まっています。
まとめ
クリニカルパスとは、
医療の質・安全性・効率性を高めるための標準的な診療計画ツールです。
患者さんへの分かりやすい説明、
チーム医療の推進、
医療DXの基盤として、
今後も重要な役割を担い続けます。
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