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診療録管理体制加算とは?目的・算定要件・医療機関に求められる体制を解説

診療録(カルテ)は、医療行為の根拠となる極めて重要な情報です。
その診療録を「適切に管理・保存・活用する体制」が整っている医療機関を評価する制度として設けられているのが診療録管理体制加算です。
本記事では、診療録管理体制加算の概要や目的、算定に求められる体制、電子カルテとの関係までをわかりやすく解説します。
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診療録管理体制加算とは
診療録管理体制加算とは、医療機関が診療録(カルテ)を適切に管理・保存・活用する体制を整備していることを評価するために設けられた診療報酬上の加算です。
診療情報の正確性・安全性・継続性を確保し、質の高い医療提供を行うことを目的としています。
この加算は、単に診療録を作成しているだけでなく、組織として管理体制が確立されているかが重視される点が特徴です。
診療録管理体制加算の目的
診療録管理体制加算には、次のような目的があります。
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診療録の適正な作成と保存の徹底
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医療安全の向上と医療事故防止
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診療情報の一貫性・継続性の確保
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医療の質を客観的に担保する仕組みづくり
診療録は医療行為の根拠となる重要な記録であり、適切な管理体制の構築は患者と医療機関双方を守る基盤となります。
算定のために求められる主な体制
診療録管理体制加算を算定するためには、医療機関として以下のような体制整備が求められます。
1. 診療録管理に関する責任体制
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診療録管理に関する責任者を明確に定めている
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管理方法や運用ルールが院内で共有されている
2. 診療録の適切な保存・管理
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法令に基づいた保存期間を遵守
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紙・電子を問わず、改ざん防止や情報漏えい対策が講じられている
3. 定期的な点検・改善
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診療録の記載状況や管理方法について定期的な確認を実施
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不備があった場合の改善体制が整っている
電子カルテとの関係
多くの医療機関では電子カルテが導入されており、診療録管理体制加算においても電子的な管理体制の適正性が重要となります。
電子カルテを活用することで、
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記載漏れや誤記の防止
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多職種間での情報共有
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管理・検索の効率化
といった効果が期待されますが、同時にアクセス権限管理やセキュリティ対策も不可欠です。
診療録管理体制加算がもたらすメリット
この加算を適切に算定・運用することで、医療機関には次のようなメリットがあります。
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医療の質と信頼性の向上
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医療安全対策の強化
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職員間の情報共有の円滑化
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第三者評価や監査への対応力向上
結果として、患者にとって安心できる医療環境の提供につながります。
まとめ
診療録管理体制加算は、診療録を「記録する」だけでなく、組織的に管理・活用する体制を評価する制度です。
適切な管理体制の整備は、診療報酬上の評価にとどまらず、医療機関全体の品質向上に直結します。
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