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Kコードとは?目的・内容・活用方法をわかりやすく解説

日本の診療報酬制度において、手術や処置を正しく評価し、適切に保険請求を行うために欠かせないのが「Kコード」です。
Kコードは、実施した手術内容を明確に区別し、診療報酬点数と直接結びつく重要なコード体系です。
本記事では、Kコードの定義や導入背景、実務での役割、他のコード体系との違いについて、医療現場で役立つ視点から解説します。
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Kコードの定義
Kコードとは、日本の診療報酬制度において、手術・処置に該当する医療行為を識別するために設定されたコードの総称です。
主に手術料を算定する際に使用され、診療報酬点数表の「第10部 手術」に基づいて定義されています。
医療機関が保険診療として手術を実施する場合、該当するKコードを用いてレセプト(診療報酬明細書)を作成します。
Kコードが使われる背景
日本の公的医療保険制度では、全国どの医療機関でも同一の医療行為に対して同一の評価が行われる必要があります。
そのため、手術内容を明確に区別できる仕組みとしてKコードが導入されました。
Kコードを用いることで、
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手術内容の標準化
-
診療報酬請求の正確性向上
-
医療費の適正管理
-
医療統計データの集計・分析
が可能になります。
Kコードの構成と特徴
Kコードは、アルファベットの「K」と数字を組み合わせた形式で表されます。
主な特徴
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手術行為ごとに固有のコードが割り当てられる
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同じ部位でも手術内容や難易度によりコードが異なる
-
定期的な診療報酬改定により新設・変更・削除が行われる
例として、消化器外科、整形外科、脳神経外科など、診療科別に多数のKコードが定義されています。
※具体的なコード番号や点数は診療報酬点数表に準拠します。
Kコードと診療報酬の関係
Kコードは単なる分類番号ではなく、診療報酬点数と直接結びついている点が重要です。
-
各Kコードには「点数」が設定されている
-
点数は医療行為の難易度・時間・専門性などを考慮して決定
-
医療機関はKコードに基づき診療報酬を請求する
誤ったKコードを使用すると、
査定・返戻・指導対象となる可能性があるため、正確な運用が求められます。
Kコードの実務上の使われ方
医療現場では、以下の場面でKコードが使用されます。
-
手術記録とレセプト作成
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医事会計システムへの入力
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診療報酬請求(保険請求)
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医療統計・経営分析
-
監査・指導時の確認資料
特に医師、医療事務、診療情報管理士が連携し、
診療内容とKコードの整合性を確認することが重要です。
KコードとICD-9-CMの違い
医療分野には複数のコード体系が存在します。
| 項目 | Kコード | ICD-9-CM |
|---|---|---|
| 正式名称 | 診療報酬点数表 手術・処置コード | International Classification of Diseases, 9th Revision, Clinical Modification |
| 主な用途 | 手術・処置の算定(診療報酬請求) | 診断名および手術・処置の分類 |
| 対象範囲 | 手術・処置のみ | 診断名(Volume 1・2)手術・処置(Volume 3) |
| 使用国・地域 | 日本 | 主に米国 |
| 目的 | 医療行為に対する点数・報酬の決定 | 疾病・医療行為の統計・分類・記録 |
| 「何を表すか」 | どの手術・処置を行ったか | どの病気か/どの処置を行ったか |
Kコードは日本の診療報酬制度に基づき、主に医療費算定を目的として使用されます。一方、ICD-9-CMは疾病や医療行為を国際的に統一した基準で分類するためのコード体系であり、統計や医療情報の記録・分析を主な目的としています。そのため、同じ手術・処置であっても、両者ではコード体系や使用目的が異なります。
まとめ
Kコードとは、
日本の医療保険制度において手術行為を標準化・評価するための重要なコード体系です。
正確なKコードの理解と運用は、
-
適正な診療報酬請求
-
医療機関経営の安定
-
医療の質と透明性の確保
に直結します。
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